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2012年1月24日
市川鯉紅さんご逝去
歌舞伎俳優で、日本俳優協会会員・伝統歌舞伎保存会会員の市川鯉紅(いちかわ・りこう、本名:竹田和夫=たけだ・かずお)さんが、昨年12月27日(火)にご逝去されました。
【略歴】
昭和2年生まれ。6年横浜喜楽座にて『酒屋』のおつうで初舞台。44年11月歌舞伎座〈十代目市川海老蔵襲名披露興行〉を機に、市川新二郎から市川鯉紅と改名し名題昇進。49年4月伝統歌舞伎保存会会員の第三次認定を受ける。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
※鯉紅さんの芸歴などは、こちらのページをご覧ください。
2012年1月12日
幸四郎、福助、染五郎、錦弥、芝のぶ、錦一が意気込みを語りました〜伝統歌舞伎保存会「研修発表会」
平成24年1月21日(土)国立劇場で開催される、(社)伝統歌舞伎保存会主催「第8回研修発表会」の記者懇親会が行われ、監修・指導の松本幸四郎、指導の中村福助、市川染五郎、そして『三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ) 本郷火の見櫓の場』に出演する松本錦弥、中村芝のぶ、松本錦一が出席し、意気込みを語りました。

(写真下段左より)市川染五郎、松本幸四郎、中村福助
(写真上段左より)松本錦一、松本錦弥、中村芝のぶ
松本幸四郎
この度、修業中の若い歌舞伎俳優たちが国立劇場の舞台で自分達の芸を披露させていただきます。今回は「大川端庚申塚の場」ではなく、雪の降りしきる中、3人の男同士の堅い友情が描かれる「本郷火の見櫓の場」の上演です。歌舞伎の様々な手法もふんだんに入っておりますし、浄瑠璃もあり、視覚的にも非常に綺麗ですので、きっとお客様にも楽しんでいただけると思います。そして3人が精一杯、我々の本興行に負けず劣らず魅力的な「火の見櫓」を作ってくれる事と期待していま。
今回の舞台が良いものになるか悪くなるかは私達指導する者の責任でもあるので、気を引き締め無くてはなりません。そして、この研修発表会が将来の希望、なにか温かなものが感じられるような公演になってくれれば、また抜擢された3人がこれを機に、もう一段階、役者としても、人間としても上ってくれる事を願っております。
中村福助
このように若手に勉強する機会を与えていただき本当に有難い事と思っています。百回聞くよりも一度勤めることが大事、3人にはこの機会に持てる力を発揮してもらい、大いに学んでいただき、この経験をこれからの舞台に役立ててもらいたいと願っています。『素襖落』では太郎冠者を染五郎さんがお勤めになり、友右衛門兄さん、高麗蔵さんもご出演下さいます。そして、廣太郎さん、廣松さん、息子の児太郎も勉強する機会を与えていただきました。精一杯勤めてもらいたいと思っています。
市川染五郎
今回指導に名を連ねさせていただいておりますが、自分自身も勉強をという思いでこの会に望むつもりです。『素襖落』は「第一回染五郎の会」で勤めさせていただいて以来、久しぶりになりますが、これが本興行に繋がるように頑張りたいと思っています。『三人吉三』に出演する皆さんもさらに上を目指し、決して記念の会、思い出作りの会ではない、後に繋がるような意気込みを持って取り組んでいただきたいと願っております。

松本錦弥
『三人吉三』の火の見櫓の場は、黒四天で師匠(幸四郎)の和尚吉三にかかったり、トンボをかえったり、櫓からの返り落ちをしたりと、立廻りの方で思い出に残っている舞台ですが、まさか自分が和尚吉三を勤めるとは夢にも思っておりませんでした。皆さんにご指導していただいた事をひたすら勉強し、良いお芝居にしたいと思っております。
中村芝のぶ
『三人吉三』の火の見櫓の場を勉強会で上演するのは珍しい事ですし、今回は両花道を使ってのお芝居・・・本当に夢のようでございます。見るとやるとでは大違いで、一つでも多くの事を経験させていただくことは上達していく術の一つだと思います。今回、お嬢吉三を勤めさせていただきますが、私にとりましてきっと大きな宝物になると思っています。
松本錦一
この度お坊吉三の大役を頂戴しとても有難く、また大変に緊張しております。本興行では染五郎さんがお勤めになっているお役ですので、舞台の合間に様子を拝見しています。これから稽古が始りますが、その際には教えていただくこと聞き漏らさずに、ひとつひとつ自分のものにして、舞台に挑んで参りたいと思いっています。
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