普及活動

小学生のための歌舞伎体験教室

平成26年 小学生のための歌舞伎体験教室

7月6日
体験教室のガイダンス+浴衣の着付教室
7月12日
鑑賞教室+舞台機構の体験
7月13日
鬘(かつら)あわせ
7月30日
歌舞伎ワークショップ
7月31日~8月6日
体験教室 ≪講師紹介≫

ガイダンス+浴衣の着付教室 7月6日(日)

会場 = 国立劇場 伝統芸能情報館

まず「ABCコース」の参加者全員でガイダンス。市川團蔵さんからカリキュラムや発表会で上演する『寿曾我対面』の登場人物である曾我兄弟の話を聞きました。『対面』の舞台写真や発表会の様子が画面に映ると、子供たちは真剣なまなざしで見つめていました。
発表会の配役発表のあと、部屋ごとに分かれて浴衣の着付、立居振舞のお稽古を行いました。立居振舞の稽古では、浴衣を着て立ったり座ったり、扇子の扱いを習ったりと、慣れない動きにとまどいながらもこれからはじまる教室に向けて、皆一生懸命でした。

歌舞伎鑑賞教室+舞台機構の体験 7月12日(土)

会場 = 国立劇場大劇場

解説『歌舞伎のみかた』と『傾城反魂香』を観劇しました。この日の参加者は児童と保護者合わせて400名。終演後、舞台のセリと廻り舞台のデモンストレーションを見学し、児童は舞台に上がりました。
『傾城反魂香』に出演していた中村松江さんのご挨拶のあと、国立劇場舞台技術部のスタッフの説明を聞きながら、舞台・音響・照明などの舞台機構を体験しました。

鬘(かつら)あわせ 7月13日(日)

会場 = 東京演劇かつら株式会社

『寿曾我対面』の発表会に向けて、配役ごとに〈鬘あわせ〉を行いました。歌舞伎の鬘は、一人一人の頭の形にあわせて銅の台金(だいがね)で土台をつくり、毛髪を植え込んだ羽二重(はぶたえ)をそれに貼ってつくります。髪型を結い上げるのは床山(とこやま)さんの仕事です。子供たちは、初めての羽二重姿に照れながらも、体験教室への期待に胸を躍らせている様子でした。

歌舞伎ワークショップ 7月30日(水)

会場 = 江戸東京博物館ホール

今年の「歌舞伎ワークショップ」は市川團蔵さん、中村時蔵さんによる楽しいお話と、中村梅枝さん、中村萬太郎さんによる『車引』の鑑賞という豪華な内容。小学生とその保護者約300名が参加しました。
開演すると場内は真っ暗になり、舞台の中央に大きなガマ蛙が・・・そのガマの中から、市川團蔵さんが登場してワークショップが始まりました。

歌舞伎体験教室 7月31日(木)~8月6日(水)

夏休み中の7日間にわたって行われる歌舞伎体験教室。初日から7日目の発表会まで、体験の内容を紹介します。

7月31日(木) 開講式、衣裳と鬘(かつら)の体験、歌舞伎の演技の体験

開講式では、はじめに中村梅玉専務理事のご挨拶と、講師の紹介が行われました。続いて、班ごとに児童、保護者と講師で記念撮影。初日の日替りプログラムは、衣裳と鬘の体験。床山さんが「潰し島田」(つぶししまだ)という鬘を結い上げるところを見学しました。その後大磯の虎役の児童が、傾城の衣裳と鬘をつけてみました。『寿曾我対面』のお稽古は、配役ごとに分かれて「本読み(セリフの稽古)」を行いました。

8月1日(金)歌舞伎音楽の体験(その1)、歌舞伎の演技の体験

竹本(義太夫)の独特の語りと太棹の三味線の響きにふれました。竹本幹太夫さんと豊澤勝二郎さんの指導で語りにも挑戦。腹式呼吸の練習もして、昨日より大きな声が出るようになりました。『寿曾我対面』の稽古では、せりふに動きもつけました。

8月2日(土)立廻りの体験、歌舞伎の演技の体験

立廻りは歌舞伎を魅力的に見せる演出のひとつで、独特の動きをします。この日は刀を扱った基本的な立廻りの動きを体験しました。『寿曾我対面』のお稽古は、衣裳をつけ小道具を持って動きの確認を行いました。

8月3日(日)歌舞伎音楽の体験(その2)、歌舞伎の演技の体験

6年生は鳥羽屋里夕さんとその社中の指導で長唄を体験。三味線の構造や構え方を学んだ後、『蛍来い』を弾き、『時致』を大きな声で唄いました。4・5年生は田中傳左衛門社中の指導で鳴物を体験。太鼓や小鼓、大鼓、鉦などの楽器演奏に挑戦しました。『寿曾我対面』は各役が初めて一堂に会してお稽古しました。

8月4日(月)総ざらい

この日からお稽古に狂言作者、ツケ打ち、長唄、鳴物の皆さんが参加しました。柝やツケ、太鼓などの大きな音に驚きながらも、間近に迫った発表会に向けて気合いの入ったお稽古になりました。

8月5日(火)舞台稽古

歌舞伎の化粧をしてもらい、本式の鬘と衣裳をつけて、初めて小劇場の舞台を踏みました。明日の発表会の雰囲気も少しつかめたようでした。

8月6日(水)発表会

わずか1週間のお稽古で立派に舞台を勤めた児童たちに、ご来場のお客様や父兄から大きな拍手が送られました。修了式では中村梅玉専務理事より修了証書が授与されました。

講師紹介

中村梅玉
指導監修

中村魁春
舞鶴の指導

中村時蔵
十郎の指導

市川團蔵
五郎の指導

中村又五郎
工藤の指導

中村芝雀
傾城の指導

市川右之助
傾城の指導

中村松江
近江・八幡の指導

嵐橘三郎
親梶原、子梶原、大名の指導、立役の化粧

中村梅枝
傾城の指導

中村萬太郎
十郎の指導補佐

中村歌昇
鬼王の指導

中村種之助
工藤の指導補佐

竹本幹太夫
竹本の指導

豊澤勝二郎
竹本の指導

鳥羽屋三右衛門
長唄(唄と三味線)の指導

鳥羽屋里夕
長唄(唄と三味線)の指導

田中傳次郎
鳴物の指導

中村吉三郎
親梶原、子梶原、大名の指導、立役の化粧

中村蝶十郎
親梶原、子梶原、大名の指導、立役の化粧

中村又之助
親梶原、子梶原、大名の指導、立役の化粧

中村吉之助
近江・八幡の指導、立役の化粧

市川荒五郎
五郎の後見、立廻り指導

市川蔦之助
大名の指導、立廻り指導

中村京紫
女方の化粧

中村京三郎
女方の化粧

中村梅乃
女方の化粧

中村吉六
大名の指導、立廻り指導

中村蝶一郎
大名の後見、立廻り指導

中村蝶之介
工藤の後見、立廻り指導

中村吉二郎
十郎の後見

中村竹蝶
虎の後見

中村春之助
舞鶴の後見

中村蝶三郎
大名の後見、立廻り指導

中村梅秋
親梶原・子梶原の後見、立廻り指導

中村春希
少将の後見